――首こり・肩こりからくる重苦しい痛みの正体
「夕方になると、頭全体がヘルメットでギューッと締め付けられるように重くなる…」
「首から肩にかけて鉄板が入っているようにガチガチで、頭がすっきりしない…」
このような症状に心当たりはありませんか? これは、日本人の頭痛の中で最も頻度が高い「緊張型頭痛」の特徴です。
デスクワークの普及やスマートフォンの長時間利用に伴い、現代病とも言えるほど悩む人が増えており、
実際に当院でも頭痛患者様の半数近くは「緊張型頭痛」をお持ちです。
今回は、緊張型頭痛が起こる原因と、日々の生活の中で痛みを劇的にラクにするセルフケア方法を徹底解説します。
この記事の目次
緊張型頭痛の原因は「筋肉の緊張」と「血流障害」
緊張型頭痛の最大の原因は、首、肩、背中、そして頭の周りの「筋肉の緊張」です。
人間の頭の重さは約5〜6kg(ボウリングの玉ほど)あり、これを細い首と肩の筋肉だけで支えています。
パソコンやスマホに集中して画面を覗き込むと、自然とアゴが前に出て「猫背」や「ストレートネック(首の骨のカーブが
真っ直ぐになる状態)」になりがちです。この不良姿勢が続くと、首や肩の筋肉に過度な負担がかかり、筋肉が持続的に収縮します。
筋肉が硬く収縮すると、その中を通っている血管が圧迫されて血流が悪化します。すると、酸素不足に陥った筋肉から
「痛みの物質」が放出され、それが神経を伝わって、頭全体が締め付けられるような、重苦しい鈍痛として脳に認識されるのです。
片頭痛との見分け方:温める?冷やす?
ご自身の頭痛が「片頭痛」なのか「緊張型頭痛」なのかを知ることは、対処法が真逆になるため非常に重要です。
緊張型頭痛は、片頭痛のように「ズキズキと脈打つ痛み」や「吐き気」はありません。また、体を動かすと痛みが悪化する
片頭痛とは異なり、緊張型頭痛は「動いたり、お風呂に入って温まったりすると、血流が良くなって痛みが軽くなる」
という特徴があります。
| 片頭痛 | 緊張型頭痛 | |
|---|---|---|
| 痛み方 | ズキズキと脈打つ痛み | 締め付けられるような重苦しい鈍痛 |
| 吐き気 | 伴うことがある | ない |
| 体を動かす・温める | 悪化しやすい | 血流が良くなり軽くなりやすい |
オフィスや自宅でできる3つのセルフケア
緊張型頭痛を解消する、オフィスや自宅でできるセルフケアをご紹介します。
①「温熱療法」で血流を促す
痛みが気になる時は、ゆっくりとお風呂の湯船に浸かって全身を温めましょう。オフィスでは、ホットアイマスクや
蒸しタオルを首の後ろに当てるだけでも、筋肉のこりがほぐれて頭痛がスーッと楽になります。
②30分に1回の「姿勢リセット」
パソコン作業中は、30分に1回、意識して背筋を伸ばし、アゴを軽く引くようにしてください。耳の穴と肩のラインが
垂直に一直線になる位置が、首に最も負担のかからない正しい姿勢です。
③肩甲骨を動かす「リフレッシュ・ストレッチ」
筋肉の緊張をほぐすために、以下のストレッチを仕事の合間に取り入れてみましょう。
- 両肩を耳に近づけるように、ギューッとすぼめて5秒間キープ。
- ストンと一気に肩の力を抜く(これを3回繰り返す)。
- 両手を軽く肩に当て、肘で大きな円を描くように、前回し・後ろ回しを各5回ずつ行う。肩甲骨を大きく動かすのがポイントです。
Pono wellness clinicで行う緊張型頭痛の治療
基本的には生活習慣の改善やストレッチが中心となりますが、痛みが強くて仕事に支障が出る場合、
Pono wellness clinicでは一時的に筋肉の緊張を和らげる「筋弛緩薬」や「漢方薬」などを処方します。
また、長引く頭痛による精神的ストレスが原因で痛みのセンサーが敏感になっている場合は、それに対応した
お薬の調整も行います。
「ただの肩こりだから」と放置していると、痛みが慢性化して毎日ダラダラと続くようになってしまいます。
あなたの頭痛の本当の原因を突き止め、スッキリとした軽い頭を取り戻すお手伝いをいたします。
ぜひ一度、Pono wellness clinicへご相談ください。